Report
2011.05.11
5月9、10日の日程でデンマークのコペンハーゲンで開催された第3回ASEM教育大臣会合に出席しました。
34カ国の教育大臣が参加され、会議に先立ち、東日本大震災における被害状況、
被災された外国人に対するお見舞い及び各国からの支援に対するお礼を述べました。
また日本政府は留学生が再び日本に戻るための支援を行うことを
表明するとともに、各国に対して協力を求めました。
(教育大臣会合冒頭で発言)
大臣会合の他、日本と交流が活発な国とのバイ会談を行いました。
この場においても各国の支援に謝意を述べるとともに、留学生が
来日するよう協力を要請しました。
(韓国 李教育科学技術部長官との会談)
・キャンパスアジアの取組に対する日本政府の積極的な支援に感謝し、
当プログラムを成功に導くために今後とも日中韓の協力を推進したいとの
発言があり、笠からは今後も協力して参りたいと回答しました。
・韓国留学生の兵役を理由とした一時帰国を認めてほしい旨の要請に対しては
大学等によって事情が様々であるため、持ち帰って検討する旨回答しました。
(中国 ハオ中国教育部副部長との会談)
・日中韓キャンパスアジアの協力を確認し、日中韓教育大臣会合については
局長級会議を東京で開催することで一致しました。
・中国における日本語専門コースの増加を踏まえ、日本語教師の派遣増の要請があり、
笠からは、日本語教育専門家派遣事業は外務省国際交流基金事業になるため
持ち帰って外務省と相談することを約束しました。
この他、2007年日中首脳会談の合意に基づく高校生交流事業を評価することや
日中交流5カ年計画の作成を進め、日中両大臣会談で合意を目指すことなどについて
会談が行われました。
(ベトナム ブイ教育訓練省副大臣との会談)
・来年3月京都で日越学長会議を開催することを確認しました。
(ドイツ シュッテ教育科学技術省事務次官との会談)
・近々、ドイツエネルギー政策についての提言をまとめこと。10月の
STSフォーラム(科学技術と?類の未来に関する国際フォーラム)の時期に
教育大臣が来日する予定であることを述べられました。
(各国代表との集合写真)