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2011.07.15

衆議院経済産業委員会にて答弁

衆議院経済産業委員会が開かれ、佐藤茂樹議員(公明)の質問にお答えしました。
○佐藤議員
 今回の北朝鮮オリンピック代表団の入国について、北朝鮮国籍保有者の入国原則禁止
とする北朝鮮への制裁措置に抵触するのではないか。
○笠
 ご指摘のように制裁措置をしっかりと踏まえた対応をしなければならないと思っております。
 今週12日から14日まで東京で開催されたOCA総会関連行事には、北朝鮮籍の
IOC委員やNOC関係者など5名の参加について、JOCに対して申し込みがありました。
 政府としては、現在、北朝鮮籍者の入国は特別の事情がない限り認めないこととしています。
 今回のOCA総会関係行事への北朝鮮籍関係者の出席については、
OCA憲章の規定・趣旨等の諸般の事情を総合的に勘案したうえで、あくまでも例外的に
特別の事情を認め、入国を認めると判断したものであり、対北朝鮮措置に抵触するものではないと
考えております。
○佐藤議員
 北朝鮮オリンピック代表団の入国を認めた理由は。
○笠
 今回の北朝鮮籍関係者の入国に際して、JOCはじめスポーツ界から
OCA憲章に照らして関係行事の参加については認めてほしいと
強い要請がございました。
 私自身、拉致問題、そして我が国が制裁措置を課しているということも
十分に認識しておりますが、スポーツを担当する文部科学省としましては、
スポーツ関係者の想いと会議や委員会の出席について、制限、あるいは条件を
課してはならない旨規定されているOCA憲章の精神にのっとって、
OCA総会関係行事への参加に限り、例外的に特別な事情が認められると判断し
入国を認めることとしましたので、ご理解いただきたいと思っております。