Report
2014.10.16
議院運営委員長と理事で北の丸の国立公文書館を視察しました。大日本帝国憲法、終戦詔書、日本国憲法の実物など貴重な文書も見せていただきました。 わが国の公文書管理は、体制や所蔵スペースにおいて、諸外国に比べ著しく見劣りする状況です。現在所蔵する文書は約135万冊。保存期間が満了した歴史資料として重要な行政文書が年間に約2万2千冊も移管しており、4年後には満杯になります。 このため、新しい国立公文書館の建設が検討されており、機能や施設の在り方についての有識者による調査検討会議の中間提言がまとめられました。今後は政府と衆参両院、最高裁が連携して建設に向けた方向性を出していくことになります。議長の下で議運委が担当です。 多くの国民の皆さんが憲法など国の歴史的公文書を直接目にし、学生などが原本を通じて歴史を学ぶことができる環境をつくることは大事だと思います。さらには、世界にも発信できるような機能も必要でしょう。