Report
2013.04.09
今朝の駅頭も昨日に続いて、とても気持ちの良い天気でした。新学期を迎えた子どもたちが明るく通学する姿に元気をもらいながらの演説です。
さて、昨夜はイギリスのサッチャー元首相が亡くなるというニュースが飛び込んできました。長引く経済不況、教育レベルの低下、治安の悪化など「イギリス病」と呼ばれる状況を、サッチャー政権は強力なリーダーシップで経済再建とともに、1988年教育改革法を成立させて教育改革を断行することで見事に克服しました。私も、当選一回の平成16年の夏に超党派の英国教育調査団の一員として、現文部科学大臣の下村博文議員や松原仁議員らとともに訪英し、サッチャー首相の教育改革の実態を調査しました。その後の教育基本法の改正論議にも大いに活かすことができました。また、当時のブレア首相も「一に教育、二に教育・・」と教育改革を最重要課題に掲げましたが、政権交代してもサッチャー改革を引き継いで、更に進化させていたことは大変参考になりました。英国はもちろん、世界の歴史に名を刻む偉大なる宰相に心からご冥福をお祈りしたい。