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2014.01.01

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。昨年は野党として再出発した一年でした。夏の参議院選挙でも自民党が圧勝し、衆参ともに与党が過半数を占める苦しい状況で、厳しい国会対応を強いられました。
特に、臨時国会で、『特定秘密保護法案』が強行採決されたことは残念でなりません。我が国の安全保障上、インテリジェンスを強化していくために、情報漏えいを防ぎ、秘密を管理するための法整備は必要だと思います。しかし一方で、行政の情報は国民のものであり、国民の知る権利や報道の自由が損なわれることは決してあってはなりません。秘密を必要最小限にとどめ、適正に管理することが重要です。公文書は一定期間後に原則公開とし、情報公開制度を拡充し、国会への情報提供や第三者機関によるチェック体制を確立しなければなりません。政府与党は、こうした点をあいまいにしたまま、議論を打ち切り、強行採決しました。もっと熟議を重ねて、国民の皆さんの不安や疑問を払拭していく努力をするのは当然です。政府は、土壇場になって突然、有識者による機関や新たな組織を発足させる方針を表明しました。しかしながら、これらは法律による根拠規定はなく、実際に機能するかどうかもわかりません。「法案が成立したから終わり」ではなく、引き続き、問題点を追及しながら抜本的な改正を迫ってまいります。
まもなく150日間の通常国会が始まります。巨大与党のおごりが見え始めただけに、これに対峙できる勢力の結集も真剣に検討しなければなりません。一強多弱という状況を打ち破るためには、野党の連携強化が必要です。私も議員になって10年が経ちました。中堅議員としての自覚をもち、民主党が中心になって、他党の志を同じくする人たちとも、政策の研鑽を重ねながら、信頼関係を構築していくことができるようにがんばってまいります。
そして、通常国会では、教育委員会制度の抜本的な見直しを含めた地方教育行政の在り方、私も代表団の一員として招致した、”2020東京オリンピック・パラリンピック”の成功に向けた取り組みも重要なテーマとなります。党のネクスト文部科学大臣として、引き続き、”人づくりなくして国づくりなし”の信念の下、全力で取り組んでまいります。
ekitou