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2011.04.18

埼玉県・新潟県を視察

4月18日(月)、東日本大震災により被災した多くの児童生徒を受け入れている埼玉県と新潟県を訪問し
受け入れに対する謝意を申し上げ、また現地からの要望を直に承りました。
福島県双葉町民が集団避難している埼玉県加須市にある旧騎西(きさい)高校にて
井戸川双葉町長、大橋加須市長と意見交換。
井戸町長からは、子どもたちは無邪気に装っていても、やはり今までの生活とのギャップを
感じているように思え、ギャップへの適応が重要な課題となっていること。
今回の震災の経験を踏まえ、今後関東でも大地震がいつ起こるともわからないので
避難拠点となる学校を作るべきであること、大人数が被災したときに少なくとも数万人規模で
収容できるような施設が必要となってくることなど、貴重なご意見を頂戴しました。
大橋加須市長からは、いじめ問題だけは絶対に起こしてはいけないと各学校の校長に
細心の注意を払うようお願いしていること、近々予定されている遠足や修学旅行へ参加して
もらうことが課題で、文科省にも支援をお願いしたいと要請を受けました。
その他にも、子どもたちの心のケアが必要となってくるのでカウンセラーの増員についての
要望も承りました。
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(井戸川双葉町長、大橋加須市長と意見交換)
その後、加須市立騎西小学校を訪問し、校長先生から子どもたちのことについて
お話を聞かせて頂き、授業を視察しました。
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上田きよし埼玉県知事を表敬訪問し、多くの児童生徒を受け入れていただいていることに
謝意を申し上げました。
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続いて、新幹線で新潟県に入り、多くの被災児童生徒を受け入れている
新潟市立白山小学校、白新中学校を訪問し、校長先生からお話を伺い、授業を見学しました。
先生方が受け入れる前に避難所に赴き、一人一人からどんな生活をしたいとか
直に要望を聞いて回ったこと、学用品、運動靴、制服などは地域の保護者、卒業生等から
寄付をもらえたこと、学校では「あの子です」と言われないとわからないほどなじんでいることなど
実際の学校生活について具体的なお話を聞かせていただきました。
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その後、福島県南相馬市の住民が避難している新潟市立体育館を視察。
職員、市民の方々から直接、お話を伺いました。
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続いて、泉田裕彦新潟県知事を表敬訪問し、受け入れに対する御礼を
申し上げました。
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最後に、新潟県内で多数の被災児童生徒を受け入れている
26県市町村教育長と意見交換し、要望を承りました。
・児童生徒の心のケアのためのスクールカウンセラーの派遣
・受け入れに伴う学級増等による教員の加配
・ホテルや旅館から通学する場合のスクールバスへの支援
など、多くの要望を承りました。
頂いた要望を満たすべく、しっかりと対応していきたいと考えております。
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