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2012.07.03

社会保障・税一体改革関連法案採決について

~社会保障と税の一体改革~

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 社会保障と税の一体改革法案が衆議院を通過しました。世界一の少子高齢化社会を迎え、年金・医療・子育てなどの社会保障制度を持続していくための財源確保は待ったなしの課題です。これ以上借金を重ね、将来世代に負担をつけ回すことは許されません。

 残念ながら、法案採決では党内から72人もの造反が出て、小沢元代表らが離党し、党が分裂する事態を招きました。一連の混迷についてお詫び申し上げます。

 政権交代以来、マニフェストの目玉ともいうべきいくつかの主要政策の見直しや党内対立の顕在化などで、民主党に対する信頼は大きく揺らぎ、政治不信を深めてしまいました。まさに、今回の事態を受けて解党的な出直しが必要です。そして、残された任期の中で、ひとつひとつ結果を出しながら国民の皆さんの信頼を取り戻していくしかありません。

 民主党の議席が大きく減った結果、野党は解散総選挙を求めて攻勢を強めるなど、国会では今まで以上に厳しい対応が迫られます。しかしながら、先送りの出来ない多くの課題が山積する中、今やるべきは、政局ではなく〝決めていく政治〟の姿を示していくことだと思います。社会保障と税の一体改革の他にも、脱原発に向けたエネルギー政策の抜本的な見直し、原発再稼働などに対応するための原子力規制庁の速やかな発足、デフレ脱却に向けた景気対策も待ったなしです。違憲状態にある衆議院の一票の格差是正と定数削減、予算を執行するための特例公債法案の成立。そして何より、今なお約34万人以上の方々が避難生活を強いられている状況の中で、東日本大震災の本格的な復興に向けた支援に万全を尽くさなければなりません。

 通常国会は9月8日まで大幅に延長されました。与党としての私どもの対応も厳しく問われていますが、国会自体が今日ほど問われている時はないと思います。与野党の不毛な政局的対立を繰り返すのではなく、国民の皆様の将来に対する不安を解消できるようにしっかりと政策を実現していくことで、責任を果たしていかねばなりません。私自身も、政府与党の一員として今回の事態を猛省し、今後の行動をもって、そして結果を出すことで、信頼回復に努めてまいります。

衆議院議員 笠  浩 史?